〔自動車メーカー認証エンジンオイルを検証〕の補足です。(ブログ)

 

 昨日の〔自動車メーカー認証エンジンオイルを検証〕を書いてから、合成油の定義が少し紛らわしいので、当店としての解釈で続きを書こうと思います。

  まず、VHVIベースオイルについて、※ウィキペディアより引用

 鉱物油を原料として高度水素化分解(ハイドロクラッキング)した物を化学合成油(粘度指数が145のも実現。一般にVHVI油と呼ばれるもの)としているが、本来の合成油とするか論議は分かれている。日本では化学合成油として扱うことが多いが、欧州などでは化学合成油として認められていない。しかし、性能的にはPAO等の性能に近く、また比較的安価に出来る事から利用が増えている。(一部の業者がパラフィン系鉱物油が特別高性能であるかのような誤解を与えてる広告をしている)

 次に、化学合成油(シンセティック)について、※ウィキペディアより引用一部省略有り 

PAO(ポリアルファオレフィン)は石油からナフサを分留し、エチレンとし化学的に分解・合成し直して、成分や分子量を一定にしたもので、製造コストが高いが、性状を比較的自由に設定でき、せん断安定性に優れる。

エステルはポリオールエステル、ジエステル、コンプレックスエステルなどがあり、動植物の脂肪酸とアルコールを化合して生成される。エステル結合部分のカルボニル基が極性を持ち、特にその酸素原子にある-δ(負の極性)は、オイル自身を金属表面に吸着させる効果がある。しかし、コストが高く、寿命も短い傾向のため一般的ではない。 

 エステル系とPAO系はともに化学合成油だが、化学的安定性や粘度抵抗などに大きな違いがあり全く別の性質をもつ。一般的には化学的安定性の非常に高いPAOに粘度抵抗の小さいエステル系を一部混ぜ合わせたものを基油として用いることが多いが、サーキット走行用に100%エステル系を使用したオイルも存在する。

 また、アメリカの広告審議会(NAD)の採決により、高温高圧下で水素、触媒を用いてワックスや石油重質分を分解・異性化精製する、ハイドロクラッキングオイル(高度精製油、高粘度指数油、超精製油とも表記される。商品目ではVHVIMCなど)も化学合成油(シンセティック)として表示される場合が増えているが、厳密には化学合成油ではない。

USカストロールが、超精製油(高度水素化分解された高粘度指数鉱物油 APIのベースオイル(基油)の分類でグループ3になる。<例>VHVIなど)を用いた、<Syntec>というオイルを「化学合成油」として販売する。これに対してモービルは「化学合成油はPAO(ポリアルファオレフィン グループ4)、もしくはエステル系(ポリオールエステル、ジエシテルなど グループ5)を意味し、グループ3ベースオイルを用いたモーターオイルは化学合成油でない」と主張し、アメリカの広告審議会(NAD)の審判を仰ぐ。評決はカストロールが勝訴し、グループ3も化学合成油として表示することが認められた。今では訴えたモービル(現エクソンモービル)をはじめ、多くのオイル会社がグループ3を用いたオイルを化学合成油(シンセティックオイル)として販売している。

 

少し文章が長くなりましたが当店では、PAO,エステルのみを使用したオイルは100%化学合成油、鉱物油ベースのVHVIオイルは全合成油と表記しております。(部分合成油とは、鉱物油+5%~30%化学合成油を配合した油です)

 昨日のアウディのオイルパンフレットを見て、オイル消費の少ない車の場合でも、8,000km~10,000kmで全量交換した方がオイルの寿命も長いので地球にも車にも優しい様に思えますね。

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