クラシック レンジローバー、クルーズコントロール作動不良。

久しぶりにクラシック レンジローバーのクルーズコントロールが作動しない!と言う修理以来を請けました。

昨年の中ごろまで岐阜県のLRショップさんの所へ出張作業に行っていた時は、ちょくちょくクラシック レンジローバーのクルーズコントロール作動不良は点検作業をしてたんですが、夏以降、自分の工場のみの作業になってからは、あまりクラシック レンジローバーの入庫が無かったので、久しぶりにクルーズコントロールの作動不良が入ったので、点検をしてみました。

点検と言っても、クルーズコントロールのバキュームホースが破れて抜けているか、抜けてなければそれ以外はクルーズコントロールユニット(ECU)の不良が殆んど作動不良の原因なんですね。今回バキュームホースは抜けてませんでしたので、後はテスト用のクルーズコントロールユニット(ECU)に付け替えて作動確認をすれば、作動すればクルーズコントロールユニット(ECU)が原因ですし、作動しなければクルーズコントロールシステムの何処かに不具合が有ると言う事になるのですが、今回は初心に帰って、まず先にシステムの診断をする事にしました。

まずはクルーズコントロールユニット(ECU)を取り出します(写真①)。次にコントロールユニット(ECU)から接続カプラーを取り外して(写真②)、クルーズコントロールスイッチからの電源がコントロールユニット(ECU)に来ているか調べます(写真③)。次にブレーキぺタルスイッチがON,OFF作動時にコントロールユニット(ECU)に信号が来ているか調べます(写真④)。その次にステアリングのクルーズ作動ボタンからON,OFF作動時にコントロールユニット(ECU)に信号が来ているか調べます(写真⑤)。そしてボディにアース回路が繋がっているか確認します。今の所システム回路は正常でした。

次にクルーズコントロールのバキュームポンプが作動するか確認の為、強制的にポンプに電気を送ってポンプが作動するか確認します(写真⑥)。ポンプも作動しましたので後はアクチュエータの作動を確認すれば、ほぼクルーズコントロールユニット(ECU)に間違いないなと思った時、アクチュエータの作動確認をまだしてないのに、バキュームポンプを作動させただけでアクチュエータが一杯に引っ張られていました(写真⑦)。

これはおかしいぞ!と言う事で、バキュームポンプを取り外して分解してみると、中のリレーがカチカチと音と共に作動はするのですが、何か変なのでリレーを取り外して分解してみると、リレーが作動していない時は本来大気に開放しているはずの通路が詰まってしまって、リレーが常に働いているのと同じ状態になっていました(写真⑧)。

写真⑨はサビで詰まってた通路を詰まりを取り除いた後の状態です。

この詰まったままの状態で正常なクルーズコントロールユニット(ECU)を取り付けると、走行時にステアリングのクルーズスイッチを入れるとクルージングではなくフル加速で加速し続ける所でした。(ブレーキを踏めばシステムは解除されますが、ステアリングの解除ボタンでは直ぐにはシステム解除は働かないでしょうね)

リレーの通路の表面をヤスリで修正して、ポンプにリレーを組み付けて(写真⑩)、車体にポンプを取り付け再度システム回路のテストをし(写真⑪)、今度はちゃんとポンプ作動だけではアクチュエータは働かず、アクチュエータの作動信号が入った時だけ作動し、OFFの時は解除になりました(写真⑫)。

そして、テスト用のクルーズコントロールユニット(ECU)を取り付けて作動確認をしましたら、正常に働きました。(この後、詰まった状態を再現してステアリングのクルーズスイッチを入れたら、やはりそのまま一気に加速しだしました。)

再度、初めに付いていたクルーズコントロールユニット(ECU)に付け替えてテストをしたら、ポンプへの電気がクルーズコントロールユニット(ECU)からポンプへ出てませんでした。やはりコントロールユニット(ECU)の不良でした。

改めて、クルーズコントロールユニット(ECU)だけと決め付けてはいけない事を思い知らされました。

 

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